待つことは、苦手。


現代人は、行列をなすことは平気とはいえ、
基本的には、待つことが苦手といえる。


行列に並び、待つことができる理由は、
その結果を手に出来ることが明確であるため。


いつそれを、どんな形で手に出来るのか判らない。
そうした漠然とした期待に待つことはできない。


移動手段や、伝達手段の発達によって、
時間という感覚に対して麻痺している傾向がある。


卵からヒヨコが孵るまでには、21日間かかる。
これと同じように、必要な時間というものがある。


ひとつのことを成し遂げるには、
10年という歳月が必要だという。


10年間、変わらぬ情熱や熱意を抱き続けること。
それが、成功の秘訣であり、黄金律だ。


今、世に出ている「天才」達の経歴を見てみる。


ある程度の結果や実績が伴うまでに、
ほぼ10年という時間を要していることが判る。


時間の流れは、昔から変わっていない。
変わっているのは、人間のスタイルであり考え方だ。


たとえば、情報や知識を得ることが早ければ、
その習得も早いと感じるのは幻想だ。


経験が、本当の意味での知恵となる。
異なる経験が、別の経験への繋がりを作っていく。


必要な経験を積み重ねることには時間が必要だ。


焦る必要は、全くない。
必要な経験をしていることが確認できればいい。


あとは、情熱を抱き続けること。
それを、燃料にして経験を積み上げていく。


10年、一仕事。


そんなに待てないと思いながら何もしなくても、
10年後は、必ずやってくる。


10年前に始めていたら、今どうなっているか。
そう想像してみると、いやでも理解できる。


焦らず、待とう。


対して、10年待つことに比べれば、
ルアーをキャストして、待つことなど容易い。


まずは、この一投に生物的な時間の流れを感じながら、
十分に待つことから始めてみてはどうだろうか。