バスは、音などの水の波動に反応する。
波紋や気泡など水を動かす要素も同じだ。


そのルアーの動きが俊敏であれば、
反射的にリアクションバイトすることがある。


対して、ワームなどのスローなルアーの場合、
その動きを見定めるように見る場合がある。


その動きが食べるに値するかを見定めるように、
観察するように、ちらりちらりと見る。


動き、そして質感。


その状態が、バスのそれまでの経験と照合され、
バイトするか否かの選択が下される。


カロリーの高い、食べるに値する弱った生物。
そういった生物の動きは、遅い。


そして、ときに最後の力を振り絞るかのように、
俊敏な動きを見せる場合がある。


その「逃げるかもしれない」という演出が、
バイトを誘発するきっかけとなる場合が多い。


バスは、大きな固体であるほど、
「見定め」を慎重に行うと思っていい。


そういった「見定め」の積み重ねが、
その固体を生きながらえさせ、大きくさせた。


動きと質感。
水を押し出す、生物的質量。


死にかけの生物の動きは少なく、
動かしすぎず、ときに小さく逃げるように。


「シェイク」という動作を単に繰り返すか。
その動作に意味を与え演出するか。


この小さな心がけによる違いは大きい。


ルアーとは、「魅了する」ということ。
絶妙な演出で、「見定め」を攻略してみよう。