バズベイトの力を思い知った出来事。
それは、真夏のカリルフォルニア・デルタ。


関東平野ほどの広大なフィールドには、
様々なエリアや状況が存在する。


タイダルを意識するクリーク。
ボートドック、ベジテーションエリア、etc。


その日、一緒に釣りをしたアメリカのバスプロは、
バズベイトやフロッグなどを得意としていた。


しかし、状況はピーカン。
日中は、まさに真夏の日差しだった。


その水深2mのエリアには、水の動きがなく、
藻が点在し、とてもサーフェスな雰囲気ではない。


そんなエリアに何の躊躇もなく、
バズベイトを冠水植物に絡めて通していく。


すると、面白いように40UPが飛び出してくる。
そういったエリアをランガンしていく。


彼のバズベイトへの厚い信頼と信念、
そして、バズベイトの威力を思い知った瞬間だった。


バスを引き出せる水深とカバー。
条件を満たせば、バズゲームに制限はない。


キャスト、キャスト、キャスト。
あとは体力と信念の勝負。


ちなみに、夏のセオリーは、
水通しのよいエリアや、シェード。


流れのあるクリークやボートドックを攻めていた、
別のプロのアベレージサイズは、40以下だった。


この出来事は、今までの考え方の基軸が、
音を立てて崩れていくようなインパクトを与えた。


バスは賢明に生きている。
セオリーだけでは語れない事情がそこにはある。


それに気付いたとき、自分自身一歩前進したように思う。


事実、混乱した。しかし、だからバス釣りは面白い。
そう実感した出来事でもあった。